たった5分でよく分かる年間休日105日と120日の違い
「年間休日ってどういう意味だろう...」「やっぱり105日の会社を選ばないほうがいい?」などと悩んでいる方もいるでしょう。
就職する上でその会社はきちんと休みが取れるのか、無理のない出勤数であるかなどという情報は誰でも気になります。
そこでこのページでは年間休日という言葉の意味や、年間休日105日の会社と125日の会社の違いなどについて紹介していきます。
今後就職、転職を考えている方は是非参考にしてみてください!
年間休日の意味とよくある質問
ここでは、年間休日の意味とよくある質問について説明します。
年間休日とは?
そもそも年間休日とは一体何のことであるか、言葉の意味を知らない方も多いかと思います。
年間休日とは、社員を募集する会社が独自で定めている休日日数の年間の合計のことを表します。
例えば土日祝日休みはこの年間休日の日数に含まれます。
有給休暇は含まれるの?
基本的に有給休暇は年間休日に含みません。
求人サイトなどを細かく見ると、有給休暇を含まない年間休日の日数が示されています。
年間休日は法律で定められているの?
年間休日というもの自体は法律では定められていません。
しかし、労働基準法により、少なくとも週1回の休日は与えなければいけない事になっている。
つまり、年間53日以上の休日は与える義務があることが分かります。
このようなことから、働く会社の年間休日を把握しておくと、週2日の休日以外にどの程度の休日がもらえるのかを計算できるということが分かります。
年間休日105日と120日の違い
それでは、年間休日105日と120日の違いについて紹介していきます。
出来れば休日はしっかり取れる会社を選びたいですよね。
そう考えると、年間休日120日の会社のほうが魅力的に感じてしまいます。
しかし、実際はどうなのでしょうか。
本当に年間休日120日の会社のほうが良いのでしょうか。
そのような皆さんのお悩みを解決していきたいと思います。
年間休日105日
まず、年間休日105日の会社について説明していきます。
労働基準法によると、一週間の労働時間は40時間以内と定められています。
また、多くの会社では1日8時間勤務と定められているため、一週間の労働時間が40時間だとすると、年間2085時間働くこととなります。
そして、年間2085時間を1日の勤務である8時間で割ると、年間260日出勤することとなります。
1年は365日あるわけですから、少なくとも105日の休日を与えなければいけなくなります。
これが、多くの会社が年間休日を105日に定めている理由です。
週休二日制の、年間休日105日の会社だとすると、1年52週×2=104日になり、祝日休みはほぼ無い計算になります。
年間休日105日の会社では、必ず1日8時間勤務であるということも同時に分かります。
年間休日120日
次に年間休日120日の会社について説明していきます。年間休日120日というほどですから、当然105日の会社よりも休日は多いです。
完全週休二日制の計算で休日が年間104日になります。それに、国民の休日15日を足すと、年間119日の休日が貰える計算になります。
そして、正月やお盆等の休日に1日加えて大型連休をとることが可能になります。
年間休日120日と定めているのは、公務員や大企業です。
就職、転職するにはなかなか競争率が高いところだと言えるでしょう。
しかし、その会社の勤めることができれば、十分にリラックスできるくらい、休日はもらえます。
結局、どっちを選べばいいの?
結論から言うと、休日もしっかりもらいたいという考えなら年間休日120日の会社をオススメします。
年間休日120日の会社に勤めると、祝日もしっかり休める、また、大型連休も取れるという点が年間休日105日の会社と大きく異なる点だと考えて良いでしょう。
就職、転職を考えている人は、休日日数も会社を選ぶ大きなポイントになってくるでしょう。
年間休日日数は、120日が限度という決まりはありません。
年間休日130日という会社も中にはあります。
上には上が存在するわけです。
逆に、休日も大事だけどある程度の収入も欲しいから、そこまで休みにはこだわらない、と考える方もいるかと思います。
しかし、年間休日105日の会社のほうが年間休日120日の会社よりも収入が良いからと言って、簡単に就職先を決めてしまっては後悔するかもしれません。
時給に換算したら大して変わらなかったり、年間休日120日の会社のほうが短い時間で稼ぐことが出来ることもあります。
就職先、転職先を選択する際、注目するポイントは人それぞれ異なると思います。
しかし、年間休日日数の情報は、誰しもが一度は確認したほうが良い重大なポイントです。
年間休日日数が多い方が良い方もいれば、バリバリ働きたいからあえてあまり深く考えない方もいるでしょう。
近年さまざまな形でブラック企業について耳にする機会があるからこそ、自身の勤め先にはより慎重になってみてください。
自分の務めている会社、働きたい会社は大丈夫だと思いこんでいるだけかもしれません。
皆さんが満足する働き方ができる会社に出会えることを祈っております。