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大学や企業での研究職に転職するために知っておくべき全知識

🕒 2018/02/28
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大学や企業での研究職に転職するために知っておくべき全知識
研究職への転職は難しいと言われていますが、どうすれば転職できるのでしょうか。研究職へ転職したいと考えている方にアドバイスします。
※本ページにはPRが含まれます。

研究職の仕事内容・年収

研究職と聞くと、大学や大学院での教授や研究員を思い浮かべるかと思います。

ですが研究職はそれだけではなく企業での研究もあるのです。

大学などの研究機関での研究職と企業での研究職はまったく異なります。

この記事では企業の研究職への転職についてお教えしようと思います。

研究職には食品メーカーや化粧品メーカーなど生産・製造系企業では、先行投資として研究開発部門を設け、新たな技術の開発や成分の研究を行うことで新製品の開発にあたっています。

これを行うのが「研究職」と呼ばれる職業です。

まず研究職には、「基礎研究」と「応用研究」という2種類があります。

基礎研究とは、特定の活用法や用途を考慮することなく仮説や理論を裏付けるための研究や、研究対象に対して新しい知識や定理を見つけるための研究のことを言い、主に大学や研究所で行われています。

一方、応用研究とは、基礎研究での研究結果をもとに特定の目標や目的を定め、それに合わせて製品化・実用化、製品の開発・改善を行い、主に企業で行われます。

いずれにしても、仮設を立てて実験を行い、結果を検証して改善を重ねるというのが基本です。そしてそれを論文というかたちで発表するのが仕事になります。

年収について

また給料ですが、企業での期限付きの研究員の平均年収は約300万円と言われています。そして健康手当や通勤手当がないなど一般的な契約社員と同等であることが多いです。

大学や公的な研究所の助教授は500万円、准教授は800万円、教授では1000万円ほどと言われています。

研究職への転職

研究職への転職は難しいと言われていますが、なぜなのでしょうか。

それはまず、求人数が非常に少ないからです。

研究には莫大な予算がかかり、かつ専門性が高いのです。また、研究員は一度就いたら離職するケースが少ないです。

また、1990年代に文部科学省により大学院の定員増加と修士・博士の学位取得者の増加計画が実施されました。

そして実際に修士や博士といった学位を持つ方が増えました。

一方、その受け皿となる雇用の場は少なく、期限付きの博士研究員として研究生活を続ける方も多くいるのが現状です。

大学での研究職に転職する場合、知人からの紹介というケースが多いようです。そして論文の本数やインパクトファクターといった博士までの業績や企業での研究実績を相対的に評価をするキャリア採用を行います。

企業での研究職に転職する場合でも、研究室の推薦や人脈で決まってしまうこともありますが、基本的には最終学歴までの業績とスキルで決まります。

転職に成功するには?

このように、研究職に転職するのは狭き門です。それではどうすればいいのでしょうか。

転職で成功する秘訣をお伝えしようと思います。

企業の研究職に転職する場合、「大学や大学院でその分野での専門知識を学んでいること。」「前職が研究職であるかもしくはそれに近い職業にであること。」が条件となります。ここで肝心なのは、学問領域だけでなく学生時代の研究テーマと企業の求めるテーマと一致している必要があります。

しかし残念ながら、企業での勤務経験がない大学教授が企業の研究職に転職する際、企業側が「博士は専門分野に特化しすぎて使えない」と敬遠されがちです。

また企業が研究のノルマを定めることもあります。そして企業の利益を上げる製品の研究開発を行うということが大前提となります。

その反面、自分の研究結果が商品化に直結し世の中の役に立つというやりがいがあります。

転職活動をする際は、自分がどの分野でどのような知識があるのかということを明確にアピールし、そこから企業にどのように貢献できるのかをしっかり述べられるように準備しておきましょう。

逆に企業の研究職から大学などでの研究職に転職する場合、企業での研究の延長や、企業の利益を考えない自分の好きなテーマの研究を、自分の好きなスパンで行うことが出来ます。

またこの場合では、一定以上の学歴や研究の経験があるのはもちろん勤務経験があるということでキャリア採用される可能性が高いです。

ですが大学で教授として勤める場合、学生の指導をするという業務も含まれているため、プレゼン力やコミュニケーション能力、指導力といった+アルファの能力が必要となってきます。

ご自身がどのように自分の研究を進めたいか、どのように役立てたいかによってどちらで働くかが左右されると思います。

どちらがご自身により適しているかじっくり考えてみてください。

研究職は、求人数が少ないのにも関わらず憧れの職とあって求職者が多くいるので、転職は特に狭き門だと言われています。

ですが、自分の専門知識を活かし自分の希望をじっくり考えそれに合わせて転職活動をすれば求人のポストは存在すると思います。焦って今の仕事を退職せず、広い視野を持って人脈を活用して転職活動をしてみてください。

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