自動車大手トヨタに転職するには
トヨタ自動車の基本情報
皆さんもご存知、日本を代表する大手自動車メーカーのトヨタ。
世界でも「トヨタ」の名前を知らない人は少ないのではないでしょうか。
日本のトップ企業とだけあり、給料や福利厚生がしっかりしています。そしてコンプライアンスや社会的責任といったものもきちんと行っています。
主な事業内容は自動車および自動車関連部品の開発・製造・販売などです。
1937年創立、資本金は3970億5000万円、従業員数は34万8,877人、売上高は連結で28兆4031億1800万円。(いずれのデータも2016年3月時点)
本社は愛知県豊田と東京に、研究所は国内外合わせて5か所、生産拠点は国内12ヶ所、海外28ヶ国・地域に53の製造事業体に存在します。
トヨタってどんな会社?年収は?福利厚生は?
トヨタ自動車株式会社の平均年収は高く、全体の平均年収は751万円です。
もちろん勤務年数やポジションによっても異なります。ここ数年は710万円〜829万円の間で推移しているようです。
また、給料アップのスピードが速いと言われています。出世が早ければ40代でも年収1,000万円に達します。
そして転職時の年収でも600万円ほどです。
残業手当など、各種手当てもしっかり保証してくれます。
労働環境はどうでしょうか。
最近過労や働き方改革が話題になっていますよね。きっと転職したいと思っている方はそこも気になるポイントなのではないでしょうか。
トヨタの平均残業時間は20~30時間で、大企業としては平均的か少し少なめです。
会社全体として残業を厳しく規制しているということもあり、労働環境は整っていると言えます。
またこの数値は同業社と同程度です。
トヨタはダイバーシティを尊重しています。そのためもちろん女性が働きやすい会社づくりに力を入れています。
中途採用では女性の採用も積極的に行っています。
というのも、「ポジティブアクション募集」という女性が長くキャリア形成するのを支援する中途採用があるのです。
この採用方法では事務・技術の業務全般の総合職を採ります。
また他にも、勤務時間の短縮措置や事業所内託児施設の設置などを実施することで、女性の長期的な活躍を応援しています。
その他の福利厚生もしっかりしています。各保養所やスポーツ施設等もあり、家族手当や住宅手当も一通り支給されるため満足度は高いようです。また年9万円分ポイントが支給され、社食や旅行代金等に充てることができます。
転職するには?
トヨタ自動車株式会社には大きく3つのコースに分けて人事の採用を行っています。
事務系コース
技術系コース
業務職コース
の3つです。
そして中途採用を行っているのはそのうちの、「技術系コース」と「事務系コース」です。
「技術系コース」は、理工系の高専・大学以上を卒業している、かつ当該職務及びそれに準ずる職務の実務経験を原則5年以上有することが条件です。
「事務系コース」は、年制大学(大学院)を卒業(修了)し、当該職務及びそれに準ずる職務の実務経験を原則5年以上有することが条件です。
いずれのポジションでも面接が基本でその回数は平均で3回と言われています。
また、業種によっては筆記試験や適性試験があったり、その業界の独特の質問をされたりします。
自分の経験や研究をしっかり伝えられるよう準備しておきましょう。
応募方法としては3つあります。
1つ目はトヨタ自動車の公式HPのキャリア採用フォームから直接応募する方法です。
この方法では、キャリア登録をすることができます。
そしてトヨタ自動車が求人をオープンした時点で条件を満たすものの中から条件を満たす対象者を選考するという形になります。
しかしここで注意しておかなくては行けないのが、これは仮エントリーだということです。
登録しても必ずしも選考の機会が与えられるわけではありません。
2つ目は、大手の転職エージェントに登録する方法です。
トヨタが求人を行う際は、大手のエージェントに委託します。
そのため、大手エージェントには非公開求人の枠が存在する可能性があるのです。
3つ目は、大阪や名古屋の中小転職エージェントから探す方法です。
トヨタの下請け工場や子会社は、大阪や名古屋に多く存在します。
そのため、地域に根ざした中小転職エージェントがポストを持っている可能性が高いのです。
そのエリアでの転職も可能という方は、登録しておいて損はないででょう
また先程も述べたように、女性専用の中途採用のポストも存在します。
これは女性の社会進出を推進する「ポジティブ・アクション募集」と言うものです。
随時実施されているわけでは無いので、HPで確認しておくことが重要です。
トヨタへの転職は決して倍率が低いものではありません。
直接トヨタのHPから応募するだけではなく、エージェントに登録することをおすすめします。
採用の可能性が広がるだけではく、企業との交渉を代行してくれたり様々な情報を提供してくれたりします。
より後悔のない転職ができるよう、いろいろな手を尽くしましょう。