清水建設に転職するべき?口コミで分かる年収や働く環境の実情
スーパーゼネコンの一つである「清水建設」。
いつか今の会社を辞めて、清水建設のような大手ゼネコンに転職したい」と思っていませんか?
このページでは、清水建設を転職先候補に入れているあなたに、採用面接で人事に聞けないけど気になる年収や職場の雰囲気などの貴重な情報をもれなくお伝えします。実際に中で働いている社員の口コミを元にしているため、会社の実情をできる限りそのまま反映する情報であることをお約束できます。
最後まで読めば、あなたは清水建設に転職すべきかどうかを自ら判断できるようになるしょう。
清水建設とは?
1804年創業、200年以上の歴史と伝統を持つ大手ゼネコン会社。建築、土木等の建設工事を請け負っていますが、事業も幅広く、他社ではあまりみることのできない「社寺建築・伝統建築などの歴史的建造物の改修工事事業にも携わっています。
スーパーゼネコンの中でもトップの売り上げと従業員数を誇り、数多くの巨大プロジェクトにも関わっています。
下記は会社概要です。
・社名:清水建設株式会社(英文社名:SHIMIZU CORPORATION)
・本社:〒104-8370 東京都中央区京橋二丁目16番1号
・取締役社長:井上和幸
・創業:1804年(文化元年)初代 清水喜助による
・資本金:734.65億円
・従業員:10,728人(2017年4月1日現在)
清水建設のお給料は?
清水建設の平均収入は900万円です。ゼネコンの中では比較的高いと思えます。しかしなるべくこの数字に近づくためには、または1000万円越えを狙うのなら転職の際は総合職を選択しましょう。
清水建設の残業時間は?
残業時間は部署によってかなり異なりますが、本部でのワークだと比較的少ないそうですが、多少なりとも残業が全くないとは言い切れないことが多いです。また、現場の工事や施工管理の担当だと残業が当たり前のように存在する上、週休2日も休みが取れないことが多く、清水建設だけではなくゼネコンの中で問題になっています。
清水建設ではここ数年で「水曜日にノー残業デー」等を実施し(主にオフィスの方で)働き方改革を行っているそうです。また日本建設業連合会では現場の人達に休みが取れるよう「週休2日推進本部」を設置するなどし、業界全体でも働き方を変えようと動き始めています。
清水建設の良いところ
口コミから他社にはない清水建設の良さをピックアップしまとめてみました!
・大型工事を無理に受注していない
大型の工事となるとそれに費やす様々な費用が掛かります。ひと昔前は清水建設も内容を問わず案件を引き受けていましたが、赤字になることも少なくなかったため、現在では厳選した案件だけを行う動きにシフトし、結果的に利益を出し現在は大手ゼネコンでもトップの売り上げとなっています。
・大きなプロジェクトに関ることができる
大手ゼネコンである強みと言えます。次の世代まで語り継がれるようなプロジェクト開発に携われることも夢ではありません。
・ゼネコンで唯一情報システムからメンテナンスまで一貫して手掛けている
経済産業省からシステムインテグレーターの認定を受けています。
・歴史的建造物の改修に携われる
こちらがやりたくて入社を決める人もいるくらい誇りとやりがいを感じられる事業です。
・環境技術がトップクラス
カーボンハーフの実現や廃棄物処理の支援などに取り組んでいます。
・女性が活躍できる会社である
どうしても男性社会になりがちなゼネコンの中で、清水建設は女性の働きやすさ改善に積極的に取り組んでいます。その証拠として、「えるぼし」という評価制度において5つの評価項目を全て満たしており、かつゼネコン初の星3の評価を貰っています。
また実際に働いている女性たちからの口コミも高評価なものが多いです。
清水建設の良くないところ
他社と比較してまだ弱いところ、改善部分があるところをまとめてみました。
・部署にもよるが残業が多い
残業の欄で説明したように、まだまだワークライフバランスが良いとは言えません。特に現場スタッフの長時間労働は度々ニュースになるほど。
・保守的である
なにか新しいことを行おうとしてもその許可まで非常に時間がかかる事や、実は充分にはコストが無いことなどから、新事業に保守的だったり消極的な体制であることが口コミの中で多く懸念されていました。
海外市場において他社との競合するための力が足りていない
海外市場には積極的に取り込もうとはしているものの、充分な費用が用意できないことやマネジメント能力が弱いことがあげられていました。しかし、逆を取ればこれから飛躍させられるチャンスがあるということなので、海外事業に関わりたい方には大いに期待が寄せられると考えられます。
清水建設に向いている人
上記の良い点、悪い点を踏まえてどんな人が清水建設に向いているかをまとめてみました。
・真面目にコツコツ仕事に取り組める人
たてものというのは1日、2日で建つものではありません。また建てるためにもまず様々な工程を踏まなければいけません。その為には粘り強く一つ一つの作業に取り組める人が清水建設だけではなく、ゼネコン業界に向いています。
また、清水建設は他社と比べて真面目な社風があるため、そういった意味でも真面目さが重視されるでしょう。
・残業が気にならない人
残業改善に取り組んでいるとはいえ、まだ完全に良くなった訳ではありません。将来的に良くなる可能性はあるかもしれませんが、現在のことを考えるとなるべく残業を気にしない方が得策と言えます。
・大きなプロジェクトに関りたい人
良いところに挙げたように、清水建設では大きな案件が来ることが多くあります。もちろん一般的な業務の方が圧倒的に多いですが、とにかく大きな仕事がしたという人は清水建設に勤める中でそのチャンスも回ってくることがあるでしょう。
まとめ
残業問題を除けば、清水建設は良い口コミが多いと感じられました。社員の多くが歴史ある清水建設での仕事に誇りを持って行っていることや、やりがいを非常に感じているようです。
大企業なだけあり、福利厚生はしっかり整っていることや女性の働きやすさに取り組んでいることなどプラスなポイントも多いですね。ウィークポイントに保守的だと書きましたが、最近では従来の建設よりもデザイン的な建築も手掛けるような事業にも力を入れており、これからは新しい動きも見えてくるようになるかもしれません。
現在清水建設では様々な職種のキャリア採用を行っています。自分の求める条件と一致するのか、強みは活かせるかなどさらに企業研究を重ね、清水建設への転職を成功させましょう!