他企業に就職した場合でも前職が銀行員ということで、無駄に期待値が高くみられるというような高いプレッシャーを感じる場合があるかもしれません。
また転職先企業の会社の規模の差や、仕事への意識の差、福利厚生の差などに不安を抱くこともあるかもしれません。
しかし、そのようなギャップに対応する能力も転職の際には求められるスキルの一つだと思います。
「地方銀行の仕事はつまらない…」
「やりがいを感じない…」
「ほかの職業より激務だ…」
地方銀行の転職にはなにかとネガティブな噂があります。
確かに銀行というのは昔ながらの体育会系気質の職場な傾向があります。
労働時間が長めで、部署によって常にパワハラ・アルハラの危険に脅かされています。
残酷な環境と厳しい出世競争がイヤになり、思い切って転職活動に踏み切る方も少なくありません。実際に離職率が高い業界の筆頭でもありますね。
今回は現役で活躍中の金融キャリアコンサルタントの知見をもとに、地方銀行員が転職活動を成功させるポイントをお伝えします。
銀行の離職率が高い理由は次の3つです。
「忙しくて時間がとれない」のは新卒入社から3年程度は多くの資格を習得する必要があり、休みの日も勉強にあてる銀行員が多いです。
次の「営業ノルマ」、営業職の場合、支店や上司の方向性によって販売する商品が傾斜されており、本当に顧客のためになるかわからないまま決められた商品を売らなくてはいけないというケースがあります。
また、銀行そのものの「体質」に疑問を感じている人も少なくないんです。
体育会的な雰囲気があることも事実ですね。また、皆さんが出世を目指しますが、その席数が少なく、周囲との競争を苦手に感じている人にはストレスに感じることもあります。
銀行員の転職先として多いのは同業の銀行、金融機関です。
銀行員は安定性を重視する方が多い傾向にあり、結局似た業種に転職するケースや、前職の銀行より雇用条件を落として、あるいは同条件程度で転職する方が多いんです。
外貨金融機関、ノンバンク、リース、クレジットカード、保険、証券など、何かしら金融と関わっている業界に転職します。
その他にも転職先の業界として、不動産業、コンサルティング会社などが代表的です。
ただし、小売りや、飲食業界などサービス業、製造業に転職される方は、経営企画などの間接部門へ転職されるケースがほとんどです。
銀行員経験がある年齢が23歳~26歳までの第二新卒枠での採用の場合は、比較的にどの業種にも転職しやすく、企業からも重宝されやすい傾向にあります。
転職先の部署・役職でみると企業の管理部門が最も多いです。
大企業、スタートアップ問わず、数字周りの管理は非常に重要な仕事になります。
最近新しい傾向としてベンチャー企業のCFO職や、経営管理などの間接部門の責任者などになる人が非常に増えてきています。
銀行員をはじめ金融機関出身者は日頃から数字周りに細かく、リスク管理のできる人が多いため管理部門系に多い傾向があります。
また上場を目指すベンチャー企業では社内体制が整っていない会社もあるため、体制を整えたうえで円滑な事業運営を期待しているのでしょう。
自分の能力や経験を存分に発揮したい、ベンチャー企業の管理部門の責任者への転職も検討してみてください!
ここでは、地方銀行員が転職活動をおこなう上で注意すべきポイントをお伝えします。
とにかく、銀行員は転職のタイミングを間違えてはいけないんです。
基本的に銀行員は即戦力スキルが蓄積されていない傾向にあります。そのため転職環境が悪く、即戦力が求められる時期の転職は困難です。
しかし、銀行員は転職市場において基本的なビジネススキルは高いとされており、転職環境が良い時期、ポテンシャル採用が多い時期の転職では比較的カンタンに転職できます。
転職には在職中に転職活動をおこなうケースと退職後におこなうケースがあります。銀行の職務は激務なことが多く、在職中にあまり時間が取れません。
そのため、代わりに面接日程のセッティングや求人を紹介してくれる転職エージェントを利用する方が多いです。
また多種多様な形態の企業があるため、企業研究は入念に行ったほうがよいでしょう。
銀行員として勤務していると多くの資格を取得する機会があります。
転職先によっては持っているとメリットになる資格も変わります。
銀行員の転職時期を見極める方法は転職エージェントに複数登録することです。
各エージェントが抱えている「非公開求人の質」で転職のタイミングが分かります。
非公開求人とは緊急の募集や少人数の募集、企業が戦略的に非公開にしているもので、公開にすると応募が殺到してしまう求人のことです。
非公開求人の中に優良大手の求人が集中しているため、複数のサービスに登録した方が優良大手の企業に転職できる可能性が広がります。
ビズリーチ×type転職エージェントはそれぞれの特徴や強みを活かせる、一番人気のセットといえます。実際に数多くの転職成功者はこのセットを利用しています。
銀行員から転職しても、「転職して一層忙しくなった」「雇用が安定しない」「昇進が遅れ年収が上がらない」という声をよく聞きます…。
しかしどんな環境に移っても、それなりに忙しく苦労することはあります。
特に転職となると、新卒文化の強い会社の場合、昇格のタイミングが他の人と比較して遅れる可能性があります。
銀行に残った同期と比較して「出世が遅れた」と感じる人もいると思います。
しかし、転職というのは新たな環境で1から関係性作りや実績を積み上げること。
そのようなリスクはあると心に留めておくと良いでしょう。
他企業に就職した場合でも前職が銀行員ということで、無駄に期待値が高くみられるというような高いプレッシャーを感じる場合があるかもしれません。
また転職先企業の会社の規模の差や、仕事への意識の差、福利厚生の差などに不安を抱くこともあるかもしれません。
しかし、そのようなギャップに対応する能力も転職の際には求められるスキルの一つだと思います。
大学で経済学を専攻していて周りが銀行関連の職に就いており、それに流されてしまったことが失敗というか後悔というか…。
「アパレルの仕事に就いたからダメ」ってわけじゃないと思うんですけど、銀行員だった時に比べるとカードローンの審査が途端に通らなくなりました…。
審査に通るときもありますが、それでも金利が銀行員の時より数倍高くてさすがに驚きましたね…。
もし銀行員の方で「住宅ローンとか自動車のローンを組みたいな」って思ったら、なおさら注意しないといけないですね。
とりあえず公務員なら銀行員ほど激務じゃないだろうと思って転職しましたが、すでにその時点で失敗していました。
たしかにノルマもないし割とノビノビやってけそうかなと思いましたが、とりあえずの気持ちで転職してしまい、やりがいのことはあまり考えてなかったんです。。
しかも公務員から民間企業への再就職が難しい点も考慮しておらず、なにかと中途半端でした。。
もっと現実と業界研究を丁寧にすべきだったなと正直かなり後悔しています…。
退職理由をあいまいにしたまま転職する人って多いんですよ。でもこれは転職で失敗する方に多い特徴です。
転職がうまくいく人はまず転職理由が明確です。というのも、退職理由は次の職場を選択するにあたって特に重要な判断基準となるからです。
この記事の冒頭でも述べましたが、「残業が多いから」「自分の時間を取れないから」「体育会的な雰囲気が苦手」など人によって転職理由はさまざま。
言語化できるくらい転職理由をクリアにし、「少なくともこんな職場には就かない」という判断基準持ちましょう!
転職で「ここは譲れない」「最悪ここはあきらめてもいい」の基準をハッキリさせましょう。
特に待遇の良い銀行からの転職となると、ご家族や配偶者の方から反対されることって多いんです。
そのまま転職してしまうとトラブルの引き金になりかねませんので、あらかじめ家族や配偶者に転職意思を共有しましょう。
お子さんがいる場合だと子どもの将来もよく考えなければなりません。理解を得て、スムーズな転職活動を心掛けましょう!
銀行員から転職をするならば、転職エージェントの利用も強くオススメします。
転職エージェントを利用するメリットは7つあります。
マイナビエージェント(金融)は金融業界経験者向けの転職エージェントです。
銀行員の方が気になる待遇部分の問題に対処でき、「残業少なめ」「在宅勤務可」などの求人に強い点も特徴的。
Web面談での選考も実施しており、転職相談は電話でも可能です。
また案件の80%以上がマイナビ限定求人なため、他の人が知らない求人情報を見つけやすいのも嬉しいポイントです。
総合評価 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 求人の質 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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コンサル | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | サポート体制 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
公開求人数 | 約95,000件 | 対応地域 | 全国 |
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非公開求人 | 有り | ターゲット層 | ハイクラス・エグゼクティブ層・エンジニア |
強い業界 | IT/メーカー/金融など | 年収UP実績 | 9割 |
ビズリーチはハイクラス層向け求人がメインで、金融業界からの利用者も多いです。
口コミでは「案件の質が良い」「ビズリーチだけは信頼できる!」との声が多く、大変利用価値のあるサービスといえます。
高給案件の多さも魅力で、3分の1以上が年収1,000万円以上なのも大きな魅力です。
なおスカウト機能を使っての転職成功者が8割以上なため、受け身で転職できるのもポイントです。
総合評価 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 求人の質 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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コンサル | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | サポート体制 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
公開求人数 | 約15,000件 | 対応地域 | 日本全国、イギリス、アジア7ヵ国 |
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非公開求人 | 多数掲載 | ターゲット層 | 外資・エグゼクティブ |
強い業界 | 製造/IT/金融 | 年収UP実績 | 7割 |
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