転職でトラブルに遭わないために知っておくべき全てのポイント

ここでは転職する前の準備をシンプルに述べていきます。

転職に向いているタイミング

1. 上昇する余地がないと感じ、これ以上の知識やスキルを身に着けることができない時
2. すでに十分な知識やスキルが身につき、より優れた舞台でそれを発揮する必要があると感じた時
3. 新規求人が増え売り手市場であるため、毎年の3～4月と9～10月は転職に向いている時期

今の会社のモノやコトを整理する

1. 長期にわたる事業やプロジェクトに一切参加しない、転職が後回しにされる恐れがある
2. 手元の仕事をすべて仕上げ段階までに進め、通常通りのクオリティを維持する
3. 毎日少しずつ個人の所有物を持ち帰り、ラストの日になってから片づけ始めないこと

心の準備ができたら、さっそく実行しましょう。ここで、トラブルを最小限に抑えてスムーズに転職するためのポイントをご紹介します。

退職の意思表示と仕事の引継ぎ

1. 少なくとも一ヶ月前に直属の上司に転職願を提出する。（転職の意志をはっきりと示し、転職理由を詳しく言わないようにしよう）
2. 具体的な引継ぎ作業のリストを用意する
3. 会社や部署に関係するあらゆる資料を後任者に渡し、引継ぎを受ける人に自身のポジションの仕事範囲や責任、残った課題を詳しく説明する
4. シンプルでかつ有難みを感じさせるメールを一通作成し同僚に送り、お世話になったと感謝する。退職時のマナーを大切に。
5. なるべく目立たない状態で退職する。発言を慎み会社や上司の悪口を絶対に誰にも言わない。

退職手続きを行う

1. 離職票：失業給付金をハローワークから貰うために必要な書類
2. 保険・税金・年金の手続き：雇用先が変わると、健康保険や厚生年金、住民税などの変更手続きを行う必要がある。詳しくはこちら。
3. 健康保険証：扶養家族分も含めて健康保険証を会社に返却する。

何も問題なく引継ぎの作業を行い、退職の挨拶もして、会社にものを返却し会社からものを貰ったら、円満退職と言えるでしょう。

退職は転職の終わりではなく、次は新しい職場にいち早く馴染むことが重要になってきます。

これから、次の職場に円滑に転職できるポイントをご紹介します。

1. 会社の部門職能や人員構成を把握し、あらゆる部門の人員配分を知る。特に主要責任者を知ることで後々仕事をする上での調整や協力がしやすくなる。
2. 自分の役割と責任を明確にし、直属の上司とこまめにコミュニケーションし、仕事の優先順位を知りそれに基づいて計画を立てる。
3. 自ら同僚や上司と交流し、イベントに積極的に参加する。気付きがあれば人と共有する。
4. 集中して仕事に取組み、たくさん質問をする。知ったかぶりしない。

今回は転職前準備の段取り、円満退職の段取り、新しい職場に馴染む段取りについて、アドバイスをさせていただきました。

スムーズに転職できるように、陰ながら応援しております。