人事担当者が教えるクールビズで転職面接に行ってはいけない本当の理由
夏でも快適に過ごせるクールビズは近年、日本全国に広まりましたね。6月以降の夏に向けて、ノージャケット・ノーネクタイを推奨する企業が増えています。
確かに、クールビズには
- 汗でにおわない
- 節電・環境保護
- 熱くなくて疲れにくい
- 仕事に集中しやすい
今このページを読んでいる人の中で、クールビズで転職の面接に臨むべきか迷い人も多いでしょう。そこで今回は、転職においてクールビスの是非についてお話していきます。
面接時にクールビズはありなのか?
夏場の就活はとにかく暑くて大変ですよね。今すぐジャケットを脱いで半袖シャツに着替えたくなります。
しかし、一般的にクールビズスタイルは相手にラフな印象を与えます。採用担当者の中で、クールビズな服装は面接の場では不自然に見えてしまうと考える人もいます。
日本では、特に金融業界の面接時はビシッとした印象を与えたほうが評価されるので、ジャケットを来てネクタイを締めていくという風潮が今でも多いです。
実際に、新卒の就職活動はまだしも、キャリアを積んできた社会人の転職ではクールビズスタイルの比率は極めて少ないようです。採用担当者がジャケットを着てネクタイを締めていた場合、クールビズはその会社ではNGとされている確率がかなり高いです。
会場まではラフな格好でも問題ありませんが、受付前に必ず服装を整えて臨むようにしましょう。
どうしてもスーツでは暑さに耐えがたい時は、麻のジャケットを選ぶと若干涼しく感じます。麻のジャケットを着ても転職の面接では問題ありません。
もし企業がクールビズでもよいと言ったら?
企業によりますが、面接はクールビズスタイルでもOKという指示を出す企業もあります。
その場合はクールビズスタイルで面接に臨んでも何ら問題はないと捉えてOKです。
ただし、服装のマナーはしっかりと守るべきです。ビジネスシーンで半袖シャツは基本NGということに変わりはありませんので、その点は注意が必要です。
また、ジャケットを着ていない分、シャツのしわやサイズ感が目立ちます。しっかりとアイロンをかけてしわを取り、体に合ったシャツを着ましょう。もし不安なら、ジャケットを着るのがベターです。
クールビズでもOKと言われても、身だしなみはチェックされるので、普段の働くあなたをイメージしてもらいやすいように、TPOに合ったクールビズを選びましょう。
業界や企業の方針によってクールビズが明らかにNGのところも
クールビズを着る面接者を認めるかどうかは、最終的に会社の方針による部分が大きいです。また、業界によって変わる事もあります。
特に高級感のあるハイクラス向けの接客をするような企業の場合は、クールビズスタイルの時点で不採用の可能性もあります。
説明会などで担当者の服装がクールビズであった場合は、まだある程度認められやすいかもしれません。それだけで不合格にはなりにくいでしょう。
ただ、どの企業にでも対応するのであれば、基本的にきっちりとしたスーツスタイルで就職活動をすれば直接合否に関わる事はないと言えます。
クールビズと面接は別々に考えた方が良い
クールビズというのは企業の中で働く人に配慮した政策で、まだ企業の一員になれていない転職の準備をしている人はしっかりとしたスーツで面接に臨むほうが無難です。
クールビズと面接をあまり一緒に考えない方がいいでしょう。暑さでスタミナを失いたくなければ、面接会場まではラフな格好で行き、直前にスーツに着替えて臨むといいでしょう。
いずれ面接の場にもクールビズが浸透するだろうと思いますが、2019年現在ではまだクールビズをおすすめできないというのが結論です。