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【体験談】大企業に転職したけどついていけないと感じたこと10選

🕒 2020/11/02
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【体験談】大企業に転職したけどついて行けないと感じたこと10選

世の中の景気が悪くなると、大企業に転職したいという人が増えます。

中には、新卒で大企業に行けなかったので、転職では絶対に大企業に・・・というリベンジ転職を目指すひともいるでしょう。

確かに大企業は、社会的信頼、安定、年収、福利厚生が良いなど、ポジティブなイメージがあります。

でも、大企業で働くということは、想像以上に大変なことです!!

筆者は、実際に大企業に転職をしましたが、メリットを感じる一方で、大変なことも数多く経験しました。

ちょっとついていけない・・・そう思ったことは日常茶飯事です。

この記事では、筆者の経験を基に大企業で働く上で大変だったことを紹介したいと思います。

なお、大企業に転職して、ついていけるか、ついていけないかは、 個々人の経験・能力によっても大きく異なります。

例えば、前職も大企業で働いていた場合は、比較的 スムーズに適応できると思いますが、中小企業やベンチャー企業で働いていた場合は、仕事のやり方が異なるため、ついて行けない・・・と感じる人も多いと思います。

それでは、大企業に転職して、ついて行けないと感じた点を説明します。

この記事を書いたライター
タイガーMAX

大手企業勤務のサラリーマン。営業、マーケティング、商品企画、海外勤務などを経験。MBA保有で、あらゆる業界に豊富な人脈あり。リーマンショックのどん底から這い上がった経験をバネに就職・転職活動情報を発信しています。
運営ブログ:俺の転職活動塾!

※本ページにはPRが含まれます。

大企業に転職したけどついていけない理由10選

大企業に転職したけどついていけない理由10選

①同僚の能力が高い

業界にもよりますが、大企業に入るには、高倍率の選考試験を突破する必要があります。

そのため、大企業の社員は、仕事の理解力、処理速度、対人能力などが平均よりも高い傾向にあります。

その中で、高いパフォーマンスを発揮し、周囲に認められるのは想像以上に大変なことなのです。

また、大企業ならではの必須スキルとしては「社内調整力」があげられます。

大企業の場合(特に本社)は、単発で完結する業務がほとんどなく、仕事をする際は、広範囲に影響を及ぼします。

そのため、何かを実行する時は、上司だけではなく、関係者への根回しなど、広範囲にわたって、事前の調整が必須になります。

自分にとっては「どうでも良い」と思うことでも、他部署の人から見ると大きな影響があるケースがあるからです。

事前調整なんか「ムダ・意味がない」と無視し、スタンドプレーや、自分勝手な行動をすると、後でめちゃくちゃ怒られるので気をつけましょう。

このように大企業における「優秀の定義」には、業務を行うスキルだけではなく、実行する前後における組織内の調整能力をも含むので注意が必要です。

転職したての頃は、このような大企業独特のお作法が分からないため、面食らうことも多かったです。

②出世競争が厳しい(同期間競争も)

大企業は社員数が多い一方で、ポストに限りがあるため、出世競争は熾烈を極めます。

近年は成果主義の要素がより一層、強くなっており、若い内から、同期や前後2年くらいの先輩・後輩とは常にライバルとして比べられます。

転職者の場合も、自分と社会人経験が近いプロパー社員と同等に比較されますし、同期入社の転職者とも比較されます。

年齢とポジションにより、出世の波に乗れているか、乗れていないかが一目瞭然なので、必然的に社内の評価が社員全員に分かってしまいます。

一度、ダメ社員の烙印が押されてしまうと、次の人にチャンスが行く仕組みにもなっているため、挽回が難しいのも特徴です。

そのため、若い内から全力で仕事をせざるを得ないような環境下に置かれるため、無理をして長時間労働などを行うことで、メンタルを壊す人もいます。

出世を諦めてしまえば楽にはなりますが、地方への転勤や、子会社に出向を命じられる可能性も高くなりますし、なにより将来的なリストラ候補にあがってしまうので、気が抜けません。

そして、この果てしない競争は、あなたの年齢が上がれば、ポジションが上がればステージを変えて永遠と続きます。

ライバルのレベルもどんどん上がっていきますので、自分自身も果てしなく頑張り続けるしかないのです。

③ルール厳守の上での成果

大企業の場合、単に結果を出せばよいという訳ではなく、社会的な責任を負っているため、法令順守はもちろん、コンプライアンスを徹底して守る必要があります。

これらは年を追うごとに厳しくなり、例え成果を出しても社会のルールに沿わない場合は厳罰をもって処せられます。

自分は一社員のつもりでも、社会的に見ると大企業の看板を背負っていることには変わりなく、下手をするとマスコミの餌食になります。

そのため、何重にもわたる厳格な管理体制の下で仕事が行われる仕組みになっており、意思決定の遅さや自由度は大きくありません。

このため、一見すると無駄にも見える業務が多くなり、「息苦しさ」を感じる場面が多々あります。

④組織の理論に合わせる

先ほどは社会のルールの話をしましたが、それとは別に社内のルールが存在します。

組織が大きく(社員の数が多く)なればなるほど、社員として模範的な行動様式が確立されます。

これを組織の論理と言いますが、伝統のある企業などは昔からの不文律も存在します。

「我が社に新しい風を吹き込ませたい」という人事の言葉を真に受け、社内のルールを逸脱した勝手な行動をすると、マイナス評価になることがあるので、最初は状況をよく見て、仕事で信頼を得たうえで、組織人として適切に行動をしましょう。

大企業における、挑戦、チャレンジという言葉は、あなたが出世をすれば、発揮できます。

しかし、若い内は、組織の理論に従ったうえでの、挑戦、チャレンジになることを理解しておく必要があります。

こういう点も「息苦しさ」を感じるポイントになるでしょう。

⑤仕事のプレッシャーからメンタルを崩す人も

大企業、特に上場企業であれば、株主から短期的な利益と継続的な成長が求められます。

そのため社員に課せられる目標値も高く、進捗状況も常に管理・指導されると同時に、未達成の場合は肩身の狭い思いをします。

※だからといって社会、社内のルールは犯してはいけませんよ。

先に述べた通り、周りの同僚のレベルは非常に高く、社内競争の中で働かなければいけません。

普通にやっているだけだと、自分の存在感は無いも同然で、常に目標を達成しつつ、新しい試みを提示するスタンスが要求されます。

特に中途採用の場合は、プロパー社員なら知っている当たり前のことも知らないケースが多いので、最初は人一倍努力する必要があり、土日や仕事のあとも、周りのレベルに追いつく努力が必要です。

こうやって努力をしても、結果が出ない場合は、管理職からもプレッシャーをかけられるため、メンタルや体調を崩す人もいます。

若い内なら、逃げの転職も可能ですが、ある程度の年齢になると逃げ場がなくなります。

筆者の周りでは、40代後半でうつ病になるひと(特に管理職)を何人も見ました。

⑥全国転勤/海外勤務も対応しなければならない

大企業になればなるほど、全世界、全国に事業所があります。

若い内は、全国転勤/海外勤務転勤にへの抵抗が少ないかもしれませんが、結婚し、子供ができるなど、ライフステージの変化によっては、家族を巻き込むことにもなるため、その点は覚悟する必要があります。

会社は出来る限り、社員の希望を聞くようにはしますが、そこに事業所がある限り、必ず誰かが行かなければなりません。

当然ながら、中途採用者もその対象者です。

転勤を断わることも可能ですが、サラリーマンとしては大きなマイナスポイントになることを覚悟しなければなりません。

全国転勤の頻度としては3~5年に一度です。運が良ければ、住居を変えずに転勤に対応することも可能ですが、そうでない場合は、日本全国・世界中を転々とする人生になります。

そういう生き方が好きな人にとっては、良い環境でしょう。

⑦社内の人との人間関係

大企業は社員の数が多く、部署の数も広範囲にわたります。

どこにどんな部署があり、どういう関係で仕事が行われているのか、またそのキーマンは誰なのか?そういったあたりを把握し、協力してもらえる関係づくりが重要です。

あなたのためなら協力しよう!という人が一人でも多いと、仕事はやりやすくなりますし、成功する確率が高くなります。

そのため、飲み会や社内のイベントには積極的に参加しておいた方が、有利に働きます。

最近は、昔ほど飲み会文化は減りましたが、仕事以外で構築した関係がものをいうカルチャーは今も健在です。

こういう仕事とは関係のないところにも、自分のプライベートの時間を使う必要があります。

中途採用の場合は、プロパー社員と比べると、在籍期間の分だけ、人間関係の構築には力を入れる必要があります。

⑧若手は雑用を多くこなす必要がある

ベンチャーや中小企業と異なり、大企業では、いきなり大きなプロジェクトを任せてはもらえません。

大企業は1つの案件の取引額も多いので、ミスをすると大きな損失につながります。

そのため最初の数年は、先輩と一緒に仕事を担当しますが、その内容は雑用が中心です。

資料の印刷、備品の発注、飲み会の手配から始まり、徐々に仕事の幅を増やしていきます。

早く成長したいという人には、すごく回りくどいかもしれませんが、少しずつ信頼を得て、ようやく責任感のある仕事を任されます。

だからといって、若い内は暇という訳ではなく、雑用といえども細かい仕事を大量にこなす必要があり、早く一人前として認めてもらうために、様々な努力が要求されます。

20代の若い内は基礎固めの時期になるので、成長を強く意識する人は、ベンチャー企業や中小企業の方が良いかもしれません。

ただし、ある程度の年齢になると、社会的にインパクトのある大きな仕事を任せてもらえます。

⑨希望の部署に異動できることは稀

中途採用の場合は、最初から配属部署が決まっているケースが多いですが、総合職で採用されている場合は、次の異動先は全く関係のない部署になる可能性があります。

営業で転職した後に、総務部に異動することもありますし、人事で採用されても、経理部に異動になることは普通にあります。

また、人気のある部署(例えば、商品企画やマーケティング関係の部署)への異動は、多くの人が希望しますが、社員1万人ほどの会社でも実際に担当できるのは0.1%ほどです。

つまり、ほとんどの社員は、第一希望以外の部署で働いているのです。この事実をよく理解する必要があります。

もし、自分は絶対にこの仕事以外はやりたくないという場合は、外資系企業のスペシャリスト職を目指すとよいでしょう。

⑩大企業でも普通にリストラはある

冒頭に大企業=安定と書きましたが、昨今はバブル入社組の大量リストラ(早期退職)に踏み切る大企業のニュースが数多く報道されています。

経営状況が良くても、先の経営環境を見据えて、40代も対象に早期退職に踏み切る企業も多いです。

大企業 = 絶対安心という保証はありません。

会社にぶら下がるのではなく、真に会社から必要とされる人材になるよう努力をし続ける必要があります。

おすすめの転職サイト3つ【大企業以外にも強い!】

以上のように、大企業に転職さえすれば、手放しで喜べるということではありません。

個々人の性格にもよりますが、早く成長したい、実力をつけたい、やりたい仕事をやりたい、風通しの良い職場で働きたいという方は、ベンチャー企業、中小企業など、あえて大企業以外を転職先に考えてみるのも良いと思います。

これから転職を考える人に、おすすめのサービスを3つ紹介するので、活用してみて下さい。

  1. リクルートエージェント
  2. マイナビエージェント
  3. doda

この3社に共通する点は、圧倒的な求人数です。

大企業だけでなく、ベンチャー企業、中小企業と幅広い形態の求人を網羅しているので、自分に合った会社を見つけることができるでしょう。

それでは、それぞれの特徴をみてみましょう。

①リクルートエージェント

リクルートエージェント

人材派遣大大手のリクルートが運営する、業界最大手の転職エージェントで、2020年3月末の時点で、30万件の求人が掲載されています。

求人数が多いので、各業界に特化した専門のエージェントがあなたの転職活動を支援してくれます。

「職務経歴」を登録しておくと、オファーが届きます。このオファー機能で、実際に内定をもらったことがあります。

リクルートエージェントの評判を見てみる▶▶▶

②マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビが運営する、マイナビエージェントです。マイナビの特徴は、求人数の8割が非公開求人であることです。

非公開求人の場合は、優良案件が多いことが多いです。

マイナビエージェントだけに求人を掲載している独自案件がありますので、リクルートエージェントと併せて活用することで、世の中に出回っている求人のカバー率を高めることができます。

マイナビエージェントの評判を見てみる▶▶▶

③doda

doda

パーソルキャリア株式会社が運営するdodaです。

IT、通信、営業、企画系の求人が多いのが特徴です。

こちらもマイナビと同様に非公開求人が8-9割を占めますが、1人あたりに提案してくれる求人数が多いのが特徴です。

エージェントの対応は迅速で、短期間に転職を成功させたい人におすすめです。

dodaの評判を見てみる▶▶▶

dodaへの登録はこちらから▶▶▶

まとめ

冒頭にも述べたように、大企業に転職すると数多くのメリットがあるのは事実です。

ですが、この記事に記載したように、大企業には大企業ならではの大変な所があります。

一見すると、無駄のような仕事も大企業という立場、枠組の中では必要とされています。

大企業に就職・転職したいという思い自体は否定をしませんが、これらの現実を正しく理解したうえで、就職をしましょう。

みなさんの健闘をいのります。

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