第二新卒として転職できるのはいつまで?
最近テレビCMや電車の広告でも目にするようになった「転職」。
その中でよく出てくるキーワードとして「第二新卒」という言葉があります。
ですがこのキーワードは当たり前に使われていますが実際のところどういった言葉かわからない人も多いはず。
そこでこの記事では、この第二新卒とはいつまでの年齢を表すのか、そして第二新卒として転職するメリット・デメリットについて紹介します!
第二新卒とは
第二新卒とは「大学・短大・専門学校や高校など卒業し、就職した後に入社三年以内に転職活動をする人達」のことを言います。
明確な基準を挙げるとすれば、
・就業したことがある
・年齢は高くとも28歳まで
・就業期間が3~4年以内であること
の三つです。
つまり、「ある程度の期間社会で就労し、社会人として定着してきた社会人のマナーを使いこなせる若者」のことを指すことが多いそうです。
実は、第二新卒という言葉は新卒という言葉と違い、いつからいつまでという明確な期間や基準が定められていません。
転職先として応募する企業によってその解釈が少しずれてしまうこともあるようです。
そのため、自分が転職を希望する会社の第二新卒の基準をしっかりと下調べしておく必要があります。
第二新卒だと転職しやすい
「新卒は4月に一括採用されるし、第二新卒が転職するのは不利なんじゃないか…」
そう考える方もいると思います。
ですが実はそうではありません!
昔は一度入った会社で定年まで働き続けるといったスタイルが多かったのですが、現在では新卒として入社した社員の三割程度が何らかのミスマッチを感じ、三年以内に離職、または転職する傾向にあります。
そのため、企業側はその新卒社員の抜けた穴をどうにかして補填しなければなりません。
そこで注目されるのが転職を希望している第二新卒です。
第二新卒を採用することは企業にもメリットがあるのです!
では、企業側が第二新卒を採用するメリットはどのようなものなのでしょうか。
それは主に以下の3つと言われています。
・社会人としてのマナーが備わっている
新卒時にはどこの会社でもビジネスマナー研修は行うもの。
そのビジネスマナー研修を受講し、それを一定期間行使してきた第二新卒は、一からまた教えなおす必要がないため企業側としても様々な場面で戦力として用いりやすくなります。
また、最近の業務はパソコンを使用することがメインになっているので、パソコンの操作に慣れていますので、業務を円滑に進めることができると判断されます。
・新卒に負けない「若さ」がある
新卒は学校を卒業したばかりで若さにあふれ、やる気やバイタリティがあります。
しかしそれは第二新卒も持ち合わせています。
また、長期間一定の会社で就労していたわけではないので、仕事に対する考え方も固まりきっておらず柔軟な思考ができます。
そのため企業側も採用した際に自社の社風を馴染ませやすいのです。
・離職率が低いことが多い
一度社会人としてある程度の期間就労していた際に自分の適性や自分の興味関心が見え、会社の業務とのズレを感じたことを転職の理由として挙げる第二新卒者は多いです。
そしてそのような人達は自分の興味関心にあった企業を自発的に探し、自分のやりがいのある仕事を求めます。
そうして見つけた自分とマッチする企業に転職した第二新卒は転職をする割合が低いと言われています。
第二新卒にもあるデメリット
第二新卒だと転職しやすいことは確かですが、そんな中にもデメリットは存在するもの。
第二新卒が転職する際のデメリット、それは「短期間で会社を辞めてしまっている」ということ。
企業側としては辞めてしまった新卒の穴を埋めるために戦力を欲していますが、それと同時に辞職する可能性が少ない人材を求めています。
ですが第二新卒は新卒で入社した会社を何らかの理由で辞職していますから、転職先として志望する会社からは「すぐ辞めないだろうな?」といった不安を持たれてしまうかもしれません。
ですがこのデメリットをカバーすることが出来れば、企業の採用担当者から採用したいと思ってもらえるような転職希望者になるでしょう。
例えば、自分の辞めた理由をしっかりと洗い出し、原因や改善していくための考えを整理することで、自分が転職を通してどれだけ成長できるのかをアピールすることが出来ます。
転職という機会を通して自分が何をしたいのか、企業でスキルをどう生かせるのかをしっかり考えておくことが大切です。
まとめ
新卒として入社した会社を離れ、第二新卒として転職活動を行うことには不安が付きまとうかもしれません。
ですが第二新卒として転職することは自分側にも企業側にもメリットがあります。
そのメリットをうまく活用し、焦らずに自分の目的と企業の仕事のミスマッチがないかしっかりと吟味し、自分に合った転職先を見つけましょう!
また、この機会は自己理解を深めるのにも活かせますので、自分の適性や考えについてまとめてみることも自分の転職の助けとなるはずですので試してみてくださいね!